セカンドハラスメント(セクハラの2次被害)の加害者にならないための研究会 本文へジャンプ
加害者
イメージ

社会保険労務士として、加害者が何故加害行為に及んだかに興味を持つようになりました。

私が受けた猥褻行為の被害は、目撃者がいなければ信じてもらえないような出来事ではないでしょうか。
人前で臀部を下から上に触られるという辱めを受けたことは非常に辛く、悔しいというより情けないことですが、人前で被害を受けたことが加害男性に猥褻行為を否定することができない状況になったことも事実です。
被害女性の立場としては、不幸中の幸いと言うべきことなのかもしれません。
しかし、逆に加害男性が、そのような状況で猥褻行為に及べたことが不思議でなりません。

私が受けた猥褻行為の加害男性は、社会的には、国家資格である社会保険労務士であり
、また、民生委員です。
普通に考えると良識ある人物と判断せざるを得ません。
何故、加害行為に及んだのかに焦点を当てるべきだと考えました。

平成になり20年以上経ちました。
昭和の頃なら電車に乗ると痴漢が横行しているような社会でしたが、平成になり『セクハラ』という言葉も定着し、電車での痴漢も昭和の頃に比べると非常に少ないものになりました。

男性にも、セクハラ行為や痴漢行為を嫌う人が増えてきました。
男性からセクハラ行為や痴漢行為をする男性に対して、「同じ男性として許せない。」「情けない。」という言葉を聞きます。

加害男性がセクハラ行為・猥褻行為の加害行為に及ぶ背景には、加害者が属する組織の体質が大きく影響しているのではないでしょうか。

女性の人権の意識の低さと加害男性の加害行為を追及するのではなく、被害女性が問題視することを責め追及する組織の体質が根本原因ではないでしょうか。

加害男性=加害者が属する組織

加害者が加害行為に及ぶ理由も『次をなくす。』ためには必要なのかもしれません。

加害者が加害行為に及ぶのには、どのような理由があるのでしょうか。
セクハラや猥褻行為の性的犯罪には、正当な理由は決してありません。


被害女性が被害の前後に取った行動に目が向けられがちですが、焦点を置くべきは加害者と加害者が属する組織です。

1次被害がなければ2次被害(セカンドハラスメント)は起こりません。
セカンドハラスメント(セクハラの2次被害)が起こる環境・社会があるから1次被害が起こるのです。

加害者が属する組織は『加害者個人の問題
で、組織がセクハラ行為をしたわけではない。』と対応しがちです。
しかし、加害者がセクハラ行為を周りが許してくれない環境・社会でも行為に及ぶことができるでしょうか。


セクハラが許されない行為であり、そのような行為に及んだ人間が糾弾される環境・社会でも加害者はセクハラ行為を行うのでしょうか。。。

加害者が何故加害行為に及ぶことができるのか