セカンドハラスメント(セクハラの2次被害)の加害者にならないための研究会 本文へジャンプ
セカンドハラスメント
〜罪の意識なき重き罪〜
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セカンドハラスメント〜罪の意識なき重き罪〜

被害者は、ただそこにいるだけで災いが降りかかってくるのであって、原因は常に加害者にあるのです。

だから、追求すべきは加害者であり、そもそもセクハラ自体があってはならないことなのだという意識を持てば、被害者を非難して迫害することはまったく不条理なことであり、被害者に二重の苦痛を与えるだけの残酷きわまりない行為であることは簡単に理解できますでしょう。

また、セクハラでダメージを負った被害者に追いうちをかける「セカンドハラスメント」は、非常に立ち直りが難しく、ゆえに、より深刻な問題とも言えるのです。


セカンドハラスメントの加害者には、罪の意識がありません。
自分は当事者ではないという無責任な考えがあるからです。

セクハラは個人の問題。
加害者○○がやったこと。組織がやったことではないから。
確かに、組織は自然人ではありませんから、1次被害の加害者にはなれないでしょう。
だから、無関係なのでしょうか。

そうではありません。
被害者と加害者は、どちらも組織の構成員です。
その組織と関わらなければ、被害者は被害を受けなかったのです。
加害者が起こしてしたまった罪を、組織が更に傷口を広げることは、組織のためになることでは決してありません。

被害者は、自分が所属する組織を信頼しているからこそ、相談し対応を求めるのです。
信頼できない相手に相談しますか?
そこで、被害者の痛み、辛さを否定した場合、どのような結果が残るでしょうか。
被害者が加害者に対して厳罰を求めるのは、当然のことです。

初期の段階であれば、セカンドハラスメント(セクハラの2次被害)がなければ、加害者の謝罪と処分で終わるでしょう。

例えば、会社内において、会社の金品を横領した場合は、何らかの処分をするはずです。
セクハラも同じです。
加害者は処分を受けるべきです。

そして、まず、被害者の感情を大切にすべきです。

『被害者は、ただそこにいるだけで災いが降りかかってくるのであって、原因は常に加害者にあるのです。』

セクハラの1次被害の加害者になることは、あり得ないと自信を持って言えても、セクハラの2次被害(セカンドハラスメント)の加害者にはならないとは誰も言えません。

どのようにすればセカンドハラスメント(セクハラの2次被害)の加害者にならずにすむのか。。。

答えはありません。

それぞれが考えることで、答えを導き出していくしかありません。

過去の過ちを検証し、検討していくことでしか答えを見つけることはできません。

目を背けず、見つめることでしか、答えを導き出せません。

このサイトは、そのためのものです。

常に、心に留めておかなければならないのは
『被害者は、ただそこにいるだけで災いが降りかかってくるのであって、原因は常に加害者にあるのです。』
このことを念頭に置き、セカンドハラスメント(セクハラの2次被害)の訴えの『声』に耳を傾けることです。

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